ありさの記録

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ハイスペックと階層が違うのに付き合えるのか

時々、「ハイスペック」っていうのが話題に上がります。しかし何をもってハイスペックと感じるかは人によって違います。数字で見えるもので判断しているにも関わらず、とても主観的で、身勝手なもの。

 

容姿、学歴、家柄、収入、職業、持ち物、性格、…

ハイスペックかどうかの判断要因ってこの辺りかな?

某出会い系で入力しないといけないプロフィールがこの辺だし、みんなが騒ぐのもこの辺りだから多分そう。条件絞って、理想のハイスペックを探すわけです。

 

 

スペックってもともとパソコンでの機能をあらわす言葉だし(むしろその意味でしか知らなかった)、本来の意味は階級とか階層とかそういう感じ。昔はハイスペックじゃなくて3高っていってたんですね。高収入、高身長、高学歴。ぜいたく。笑

 

差別とかカースト的な意味ではなくて、ある程度この世の中って、見えないだけで階層あるよねって感じた話とか、私のいる階層でほんとうなら身に着けるべきであることを私はちゃんとできてるのかな?とか、今回はそんな感じのことを書きます。

 

 

まず、階層なんてないよそんなもの!みんな平等だよ!って万が一思ってる方がいるなら。

例えば自分のいる業界の中での超有名な人にいきなりアポを取ったとして、相手にしてもらえますか?電話取り次いでもらえますか?例え、話ができたとして、気軽にランチに行ける仲になれますか?

 

その人と対等な関係になるためには、結局その人と同じ階層にいないといけない。

まったく違う階層の方が相手にしてくれるときは、まったくの異分野では秀でているパターンか、ハイスペな方が本当に根っからのハイスペで、気づかれないように話を合わせてくれていると思った方がいいです。

 

今いるところで、なんだか居心地悪いな、上の階層にいきたいな?って感じたときには、そこで頭一個分抜きんでるように努力して、階層を上げるしかないです。

 

 

「うわ~ハイスペック~」っていう方とお出かけする時には、「自分の住んでる世界は荒らせないから、遊ぶためにわざわざ下界におりてきていらっしゃるんだな~。は~。存分に手のひらの上で転がっとこう」みたいな気分になりそうで、まともに相手にしてもらえる気がしません。逆に私もそういうことあります。冷静になるとやってられません。 

 

でもほんとに階層が違う人って出会うこともほとんどないんです。

自分の今いる階層にいる自分は、もーっと上の階層が存在することすら知ることさえできないから。

 

いわゆる住んでる世界が違うってやつ。

 

ハイスペだって3次元に存在する生身の人間だけど、違うんです、たぶん。

触れることができても、考えに触らせてもらえないの。会話がなりたたないの。 

 

ハイスペックとデートして、「ハイスペックで○○な人とデートしたよ♡」

と、ハイスペックに相手にしてもらえたことを喜び、さもそれがステイタスかのように感じて自慢するっていう表現は、自分自身がそのハイスペックと同じ階層にはいないということの表れだと思うんです。

 

ハイスペックだともてはやされる方の同期や学生時代の友人は、その人のことをわざわざちやほやすることもない。ハイスペとデートしたことが自慢になり、なおかつデートした自分もすごいでしょ、っていうのに私はとても違和感を感じます。

 

ハイスペックな方は、「相手の住む世界(階層)が自分と違うな」ってことくらい判断するので、その時点で真に継続的な関係は望めないです。

 

若くてそこそこな女の子には、素敵なデートに連れて行ってくれるハイスペ男がたくさんいるかもしれないけど、ハイスペ男子にも、彼自身のコミュニティーや同じような階層で、本命にしたいようなハイスペ女子が、わりといるはずなので。ハイスペな人に男見る目を養ってもらって、学ばせてもらおうって、多分難しいよ。ハイスペは素性を隠すのも、相手をおだてて喋らせるのもほんとうにうまいです。そもそも階層違うと、使う言葉も違うみたいです。

 

ハイスペをつかまえたいなら、今の世の中、捕まえたいハイスペと同じコミュニティーに、変なコンプレックスや憧れ抜きで属せるくらいに自分自身が努力してならないと難しいと思います。

 

容姿端麗であればその垣根を超越できることもあるんだろうけど、それも結局、人と異なる何かしら秀でている点があるってことなので。

 

 

 

 

 

                               

人間は自分のいる社会に影響されて変わることができるし、変わってしまうことがあります。その変化を自分で受け入れられるか、受け入れてくれる人と出会えるか、自分の変化を肯定できるような変化を遂げられるか。魅力的な人になれるかどうかって多分そういうことなんだと思います。出会えた人から受けた刺激を大切に、自分自身が成長するための糧にできますように。出会った人の心からの言葉を聞けるような関わり方ができますように。そして出会った人の幸せを心から願える人間になれますように。

 

 

おしまい(^○^)